おかげさまで、翔泳社より刊行できました!
エンジニアを説明上手にする本
?相手に応じた技術情報や知識の伝え方?
タイトル通り、「エンジニアが説明上手になる」ために必要な考え方、ノウハウを整理してまとめあげた一冊です。
一言に「説明をする」といってもいろいろな場面があります。
- 顧客へのシステム提案
- 成果や障害の報告
- オペレータへの操作教育
- 技術者への技術教育
- 学生への会社説明
- デベロッパーイベントでの新技術や事例紹介
などなど様々な場面があって、それぞれに違う面もあれば共通する部分もあるわけですが、この本は
何よりも基本として押さえておくべき考え方
を中心に整理して書きました。説明の技術に関係する類書とは、下記のような点でひと味違った一冊に仕上がっています。
- ITを中心とするエンジニア向けの事例が多い
- 文章よりも図解に力を入れている
- 説明の目的の4類型(知識理解、手順理解、情報収集、説得)に触れている
- プレゼンテーションの基本ノウハウに触れている
自画自賛しますが、私の本の中でも(次のが出るまでは)一番良い出来です!!
読んでいただいた方のご感想も紹介しましょう!
【大手運輸企業エンジニア/リサーチャー Hさん】
これは本当に良い本。プレゼンテーションに必要な一連のノウハウをコンテンツの作成からデリバリーまでカバーしていて、加えてそれぞれのノウハウごとに必要な習得レベルやかけるべき能力が記されている(デリバリー系の技術は1?2週間やれば十分、とか)。読了後、この本の通りにやれば確かに説明が上手くなるという手ごたえを感じると思うし、実際上手くなるだろう。
それぞれのノウハウがなぜ必要なのか、どのような意味があるのかが丁寧に説明されているのも嬉しい。プレゼンテーションのノウハウはコンサルタントや営業の視点で書かれていることが多く、説得を伴わない説明型のプレゼンテーションには上手く当てはまらないことがままある。本書を読んで「そういうことだったのか!」と何度も膝を打った。
登場人物のキャラ設定や説明の例がITエンジニア向けになっていて、ターゲット層に本当に刺さるはず。でもその層だけでなく、説明型のプレゼンテーションをする人にはみんな読んでほしいな。
【さくらインターネット株式会社 インフラ技術エヴァンジェリスト 横田真俊さん】
「エンジニアを説明上手にする本」読み終わった。
「1日3分・3行ラベリング」も勉強になったが、プレゼンをする人間には4章「デリバリー」が色々と参考になると思う。人前でしゃべる事が多い人はここは読んでおいた方が良い
この章は自分が意識・無意識にやっている事が言語されていたので、自分のプレゼンについての振り返りにもなった。
本書の内容は決して陳腐化しないものですので、100年後まで通じる一冊と自負しております。この本が30年前の私のような「説明下手なエンジニア」の力になることを願っています。
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