たった今(といっても昨日)起きたことを書きます。
ある病院へ行くにあたり、転院後初の診察だったので自覚症状等の身体の状態を箇条書きにして持っていったところ、
医師:おっ、おおっ、、、なんてわかりやすいんだ!!
と驚愕されました!
医師:これは、やりやすい人が来たなあ
そ、そうですか
医師:28年医者やってて、こんなの書いてきた人初めてですよ!
そ、そうなんですか?!!
というわけで、この実例をふまえての提案が一つ。
医者の診察を受ける前に、聞かれるであろうことの要点を箇条書きで書いてみませんか?
今回僕が書いて渡したのはこんなやつでした。
いつもよく聞かれることを書いただけなんですが、それだけでも口頭の会話でやっていると2分ぐらいかかるのが、書いて渡せば10秒で読んでもらえます。
現実には口頭問診でも「記憶に頼っていい加減なことを答える患者」というのは珍しくない(と現役医師らから聞いています)ので、実際の診療では患者の言うことが本当かどうかを何度も角度を変えて聞かなければいけないことがあるそうです。当然その分時間が延びるわけですが、事前にこうやってまとめて書いて来る患者だったら「これはその場のてきとーな返事じゃなくて信憑性が高い」と判断できるはずで、その分も手間が省けることでしょう。
(余談)笑い話みたいな実話としては
医師:お酒は飲んでませんよね?
患者:飲んでません
と返事をしてくる患者に良く聞いてみたら「日本酒は飲んでない(ワインは飲んでる)」という意味だった、なんて話があります。その患者さんにとっては「酒といえば日本酒のことで、ワインは別物」だったわけです。
もともとはある病院で診察待ち時間が非常に長いので、それを少しでも短縮するにはどうしたらいい? と考えてやってみたのがこの「箇条書きに書いて出す」方法です。もちろんそれで自分の待ち時間が短くなるわけじゃないんですが(笑) 最初に(2年ぐらい前)それを見せた医師にも好評だったのでその後こういう方式を取っています。
医師(に限らず医療関係者)の長時間労働が問題になっている昨今、患者側の改善できるところはしていきたいなと思います。
これには患者自身が自分の状態を自覚できるという効果もあるので、時短のメリットがなくてもやる意義があるんじゃないでしょうか。
以上、箇条書きでできるコミュニケーション改善の事例としてお届けしました。