無駄な努力もしておかないと、無駄の感触はわからない

金曜日, 7 月 10th, 2009

頭のいい「教え方」 すごいコツ!」全国書店にて好評発売中!

またまたご感想いただきました!\(^^)√ ありがとうございます!

■大学教授 K・Nさん
まだ読み終わっていないのですが,新たな発見は 90ページの
“「関連づけ」は,教えすぎない”や 44ページの“迷って考える
ことを通じて知識を獲得していく”あたりです.

分かりやすく丁寧に関連づけながら,いかに説明するかばかりを
考えていましたが,ふと自分のことを考えてみると,身に付けた
知識は自分で考えたり苦労したことが多いことに気づきました.
ただ,自分で行った部分は無駄や遠回りが多すぎる.

教えるには,相手に情報を伝えるばかりでなく,いかに無駄なく
考えさせるかが理解させる上で必要なのですね.

<開米からのコメント>
そこなんですよね。「自分で考える」のが大事とはいえ、完全に全部自力でと
いうのは無駄や遠回りが多すぎ、効率が悪すぎます。世の中効率だけではないと
はいえ、効率を無視できるほど人生長くもありませんから

そんなわけで、95までお膳立てして残りの5の部分で迷ってもらうぐらいの配
分がいいのだろうなというのが私の感触ですね。

一方で、無駄なく考えるためには、今の自分の「考える」作業が無駄になっているかど
うかを自覚する意識が必要だと思いますが、それを自覚するためには、一度は
「考えが堂々巡りになってどうしようもない」という状態も経験しなきゃいけな
いのでしょう。
だから、「わかりやすいことは良いことだ」とはいちがいに言えないと思うのです。

中身を知らないということの怖さ

水曜日, 7 月 8th, 2009

そもそも理系・文系という分け方をやめようよ、という私の日頃の主張はとりあえずおいといて、この本はちょっと興味を惹きますね。

岡嶋裕史著「理系思考術」の紹介記事
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0907/07/news047.html

>  岡嶋先生は「最近ツールが使えればいいやと思っている人が多い」
> と言う。例えば「中身もよく知らずにWindowsというツールを使って
> いる」そんな人のことだ。もちろん筆者もその1人。「中身が分から
> ないというのは怖いことです。とんでもないことが起こっても、中
> 身を知らなければ修正もできないし、間違いに気付けない。コンピ
> ュータみたいに、世の中を牛耳っているようなメカニズムを知って
> おかないと損をするんですよ」
>
>  岡嶋先生は、中身を知るような好奇心を持っていたり、知る努力を
> 惜しまない人を、“理系的な思考”を持っている人と呼んでいるのだ
> そうだ。「魔法のツールだけで済ましていると、魔法使いだけの特権
> みたいになってしまう。中身を知る努力をすれば、普通の人でも同じ
> 魔法が使えるようになるんです」

このへんはもうまったくもってその通り。「中身を知る努力」を放棄したくないと私は常々思っております。

 

ご感想ありがとうございます(1)

水曜日, 7 月 1st, 2009

頭のいい『教え方』 すごいコツ!」 の読後感想いただきました! ありがとうございます!

■メーカー勤務 O・Iさん
何かを自発的にやってもらうには前提知識の教育が必要なことはソフトウェア開発におけるレビューで痛感しました。
開発標準に設計レビュー、コードレビュー実施を規定しているのですがほとんど実施されていませんでした。
レビューとは何で、どうやればよいかを誰からも教わっていなかったのです。でも、管理者と品質保証部門はレビュー実施率が低い、もっとやれと言うだけでした。

やはり、学習者に自分で悩んで(あるいは間違って)もらう機会がないと、分かった気になるだけで実践できません。
知識を活かして能力(Capability)を高められる教育をしなければならないと改めて思いました。

<開米からのコメント>
そこですよね。自分で悩んで間違ってもらう機会がなければいけないのです。それを考えると、「とにかくわかりやすければいい」とは限らないと思うのです。

■電機メーカー人材開発部門 F・Tさん
現在「上手く知識を注入するにはどうすべきか」という曖昧な難題に
ぶち当たっていた私にとって、また運命の本に出会えた感でいっぱいです。

<開米からのコメント>
ぜひお役立てください(^^)