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読み書き図解力を鍛え直すマガジン 第126号 2006.01.30
(2/12) 議論に強くなるための論点構造化実習セミナー at 大井町
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「読み書き図解力を鍛え直すマガジン」は、
文章で書かれた情報を正確に読み取り、
文章と図解でわかりやすく、かつ正確に表現する能力を
身につけるためのメールマガジンです
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こんにちは、開米です。
昨日のメルマガで予告しました、議論に強くなるための論点構造化実習
セミナー、正式にご案内いたします。
■議論に強くなるための論点構造化実習セミナー (2/12)
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「Aという方針でいくべきだ」
「いや、AにはこれこれのデメリットがあるからBのほうがいい」
「Bじゃあ問題は解決しない」
「いや、Bでも解決する。それはこういう理由でだ」
などなど、複数の方針が対立するとき、そこには必ず「論点」があります。
会議をすれ違いの議論に終わらせず、問題に対する共通認識を持った上で
実りのある結論を導き出すためには、「論点」を構造化して把握しなければ
なりません。
構造化とは、論点を小さな構成要素に分解し、それら相互の関係を整理
整頓して「目で見てわかるように」視覚的に表現することです。
複雑な問題の議論をすれ違いに終わらせないために、論点構造化、
「見える化」のセンスを身につけましょう。
開催日時 2月12日(日)
18:30〜21:00 セミナー(論点構造化実習)
21:30〜23:00 懇親会(外で食事)
会場:大井町 きゅりあん
http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
費用:12,000円(一般価格)
10,000円(優待価格)
上記費用はセミナー分です。懇親会費は別に参加者のみ実費精算とします。
セミナーのみあるいは懇親会のみのご参加も可能です。
ビジネス図解実習マガジン読者の方はセミナー費が優待価格になります
ので、「今月のパスワード」を書き添えてお申し込みください。
お申込方法:下記項目に記入の上 sem0212@ideacraft.jp にメールで
お申し込みください
氏名:
職業:
電話番号:(中止のご連絡が必要な場合のため)
何か一言:
セミナーと懇親会、セミナーのみ、懇親会のみのいずれかを明記
ビジネス図解実習マガジン読者の方は「今月のパスワード」を記入
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(以下のテキストは1/29発行号の再掲です)
■消費税の議論に見る「論点構造化」の事例
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論点構造化とは何か、というと、文字通り
議論のポイントとなる「論点」が複数ある時に
その論点のつながり、関連性を構造化して
図解で視覚的に把握すること
です。
仕事をしていく上で「Aか、それともBか」を議論で決めなければなら
ないケースはよくありますが、その議論を不毛な水掛け論ではなく、実り
ある形で進めるために不可欠なのがこの
論点を構造化する能力
なのです。
例を挙げるとたとえばこういうことです。
↓↓↓↓↓↓
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■消費税論議に見る「論点構造化」の事例
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現在、谷垣財務大臣主導で「消費税を上げる」という方針が盛んに打ち
出されていますね。
この消費税に関して数年前の議論を探してみると、
消費税を上げるべきだ
いや、消費税を下げるべきだ
という真っ向から対立する主張があったようです。(今はさすがに
「下げるべき」論はほとんど影を潜めているようですが)
それぞれの理由としてはこんな論点が上がっていました。
「消費税率を引き上げるべき」論
(a)減税をしたら財政が破綻する
(b)ハイパーインフレが起こる
(c)日本の消費税水準は国際的には非常に低い
(d)消費税を段階的に引き上げれば景気刺激効果がある
「消費税率を引き下げるべき」論
(e)消費税の引き下げには景気刺激効果がある
(f)景気刺激できれば税収も回復する
(g)景気刺激には消費回復が必要
ほかにも様々な理由があるでしょうけれど、上記のように一部を拾って
みただけでも・・・・どうやら、真っ向から矛盾する議論がありますね。
たとえば (c)消費税の引き上げに景気刺激効果がある と (d)消費税の
引き下げに景気刺激効果がある は逆のことを言ってますし、
(a)と(f)も逆です。
厳密に見ると細かい条件がついているので矛盾はしないのかもしれま
せんが、大ざっぱに見ると矛盾して見えます。
どちらも同じ日本国の同じ「消費税」の議論をしているはずなのにどうして
こういう意見の違いが出てくるのでしょうか?
こういう現象は、「消費税」「景気」「財政」などのキーワードが、同じ
ように見えて少しずつ違うことを言っているときによく起こります。
たとえば同じ自動車を見ていても、ある人はエンジンを見て「熱くて振動
している」と言い、ある人はクーラーの効いた室内を見て「涼しいよ?」
と言っているようなものです。
それぞれが違うものを見ていたら議論は成り立ちません。不毛な水掛け論
になります。
この場合まず必要なのは、「自動車はそもそもどういうしくみでできて
いるのか」について双方が一致できる共通認識を作ることです。
自動車にはエンジンがありタイヤがありギヤがあり、クーラーがあり居室
があり、という構造に関して共通認識を作った上で、そのどこを見て
どんな指摘をしているのかを明らかにしなければ、議論はかみ合いま
せん。
そのための作業です。
共通認識の上に立って議論を進めるために最初に必要なのが
「論点の構造化」
です。
ここで消費税の話に戻りましょう。
先ほど消費税を上げる・下げるの議論で(a)から(g)までの論点があり
ました。
それらの論点は相互に矛盾するように見えるものもありましたが、
この消費税の議論の出発点になりうる「共通認識」をもし構造化して
示すと、その1案は図1のようになります。
図1:消費税、景気その他の影響要因

所得を消費(F1)すると景気が良くなる(F4)。
景気は所得を向上させる(F5)。
一方、所得は貯蓄に回る(F2)ものもあり、消費は貯蓄をもとに行われる(F3)
ものもある。
所得税、消費税はいずれも税収になり(F6,F7)、税収を使って行われる
財政支出(F8)は景気刺激になる(F9)。
・・・と、ざっと以上のような図式化したのが図1です。
話を簡単にするためにいろいろ省略した要因がありますが、大まかに
こんな図式である、というところまでは、消費税「引き上げ派」「引き
下げ派」のいずれも同意するでしょう。
ここまで同意するとしたら解釈の違いはどこか、というと、たとえば
(d)消費税を段階的に引き上げれば景気刺激効果がある
というのは消費税の引き上げが短期的にF3を増やしF2を減らす「駆け込み
需要」効果のことを言っているのに対して、
(e)消費税の引き下げには景気刺激効果がある
というのは消費税の引き下げによってF7が減る分だけF4が増えるという
長期的効果を言っているわけです。
こうして、(d)も(e)はいずれも定性的には正しいことが明らかになり
ました。注目する場所とタイムスパンが違うだけで、拠って立つ構図
(図1)はどちらも同じなわけです。
それがわかればあとは双方の定量的評価と選択の問題になります。
少なくともすれ違いの水掛け論にはならず、議論の土俵は一致します。
・・・まあもちろん定量評価でまたすれ違いが起こるんですが、それは
先の話です。現実の世の中の「議論」は、特にTVの討論番組などで
ショーアップされたものはほとんど、図1のような最低限の共通認識
さえないままで、言いっぱなしの罵りあい、非難合戦をしているだけ
です。
そんな不毛な水掛け論、したくないですよね?
そこで、
「論点の構造化」
をする習慣をつけましょう、と、私は切に願っております。
今回は消費税の議論を例にその一例をお見せしました。
このように、
ある政策論題についての賛否両論
を手がかりに、その両論において共通認識を持てるような
論点の構造化チャート(図1がその例)
を作る実習をします。
それが今度2月12日に行うセミナーのテーマです。
ご期待ください!!(^_^)
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■その他提供可能なプログラム
議論に強くなるための論点構造化(見える化)トレーニング
http://ideacraft.jp/mt/2006/01/post_45.html
読み書き・図解の力を鍛え直す (1日コース)
http://ideacraft.jp/mt/2005/12/post_4.html
IT技術者のための技術文書解読講座 (2〜7時間)
http://ideacraft.jp/mt/2005/12/post_10.html
■参考書籍・雑誌連載等
連載中:ITエンジニアにも必要な国語力 @IT
http://ideacraft.jp/mt/2005/12/post_9.html
著書:90分で学べる SEの思考術 (日経BP社)
http://ideacraft.jp/mt/2005/12/post_6.html
著書:SEのための図解技術 (翔泳社)
http://ideacraft.jp/mt/2005/12/post_2.html
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■読み書き・図解力をチェックするための練習問題
充電池の注意書き
http://ideacraft.jp/mt/2006/01/post_15.html
↑力試しに考えてみませんか? ご希望の方には解説ファイルをお送り
します(無料です)。また、ビジネス図解実習メルマガの読者の方から
の解答には、個別に添削もしてお返ししますので、それも合わせて
ご利用ください。
ビジネス図解実習マガジン(有料、月額630円)
http://ideacraft.jp/mt/2006/01/post_19.html
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■編集後記:
ここ数日風邪気味で大変です。鼻水鼻づまりが苦しい〜!!!
研修、原稿のご依頼等についてのお問い合わせ方法は下記ページをご覧
ください
http://ideacraft.jp/mt/2005/12/post.html
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