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コンセプト:「読み・書き・考える力」はビジネスの基本

「読む」シーン200年前であれば、一般の職場での指示命令のほとんどは「声」で行われていたことでしょう。
しかし、現代のビジネス環境では、電子メール、Web、Faxなどを通して「文書」によって情報を得、指示命令を伝達するケースが増えています。そのため、「読み・書き・考える」力はビジネスの基本と言えます。

しかしながら、世間では「書く」ことを苦手としている人が非常に多い。そう考えた私、開米瑞浩は2003年に「図解の技術」を核とする教育研修を始めました。複雑な情報を「わかりやすく書く」ための「図解のテクニック」を集めて整理し、「これを覚えて使ってください。そうすればあなたにも分かりやすく書けます」という主旨で「図解の技術」を研修プログラム化したわけです。

しかし、実際のところそのプログラムはあまり成果を上げることはできませんでした。自分自身が経験的に使ってきたテクニックではありましたが、しかしそれを「覚えて」形だけ真似してもうまくいくようなものではない、ということが、やればやるほどわかってきました。

当時、私が見落としていたのは、「わかりやすく書く」ために本当に必要なのは「書く」技術ではなく、「読む」能力だということです。

「図解の技術」がもし10種類あったとして、それを全部覚えたとしても、ある文書を読んだときにその10種類のどれを使うべきかを判断できなければ、実際には使い物になりません。そのことに私はまだ気がついていませんでした。

その後1年半掛けてそれに気づいた私は、研修プログラムの構成を「読解力」中心に大きく変えました。

「読み・書き・考える」力

実は多くの人は、「文章」を読むとき、

  • 隅から隅まで見落とさず正確に読み取る
  • 大まかな要点を読み取る
  • 要素間の関連づく構造を読み取る

ことが出来ていません。これができないのにはいくつかの理由がありますが、もっとも大きな理由は、それができるようになるための基本的な習慣を知らず、日常的に実践していない、ということにあります。日常的にやっていないスキルが向上しないのは当たり前のことです。それは本来、高校程度の国語教育の段階でトレーニングされるべきことなのですが、現実にはそれができていません。

そこで、それをやろう、

  • 情報を的確に読み取るための基本的な作法を知り、
  • それを日常的に実践する習慣をつけて、
  • 「読み・書き・考える」力を身につけよう、

というコンセプトで開米は文書化能力の研修プログラムを組み立てました。

このプログラムは2005年以後も何度も改良を続けており、大手電機メーカー、光学機器メーカーの社員教育の必須科目として採用されるなどの実績を上げています。