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Together! 3行ラベリング」カテゴリーアーカイブ

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複雑な情報をわかりやすく説明するための「書く・話す」技術のプロフェッショナル。ライティングやプレゼンテーションの研修を行っています。
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【T3L】事例19:魂と運命(複数の要素が時間軸を通して相互に影響し合い変化していく)

それでは次のお題に行ってみましょう!
おっと、これは哲学の話題でしょうか、僕の苦手な分野ですね!

■原文

私自身は「魂とは、自己の肉体の外部にある人類の文化と、自身の心が融合したもの」と理解しています。それも、崇高な文化がいい。「崇高なるもの」と自身の心が融合しなければ、私は魂とは呼びたくないのです。その文化を自己が取り入れ同化すれば、それが自己を規制し、それと自我との戦いが魂を育む。そして、魂が運命を生み出していくのです。

出典:『根源へ』執行早舟著、講談社

 

そうなんです、哲学の話題でも構造化できるのかな? と好奇心にかられちゃいまして。
どんな文章でも良いと聞いていたのでこんなのを選んでみたんですが、まずかったですか?

いえいえ、大丈夫ですよ。じゃあ、ラベリングと図解した例を見てみましょうか。

 

 

こんな感じで書いてみたんですが・・・・

ああ、なるほど。ラベリングした情報を並べて図解を作ったわけですね。そうですねえ、原文に書いてあることを書いてある範囲で忠実にまとめようとすると、こうなると思います。

これでいいんでしょうか?

大きく2つ問題があって、1つは、この課題文では自己、魂、文化、心などの「複数の要素」が、「時間軸を通して相互に影響し合い、変化していく」ことを語っているということ。こういうものをラベルつき箇条書きや単純フローの図で書くのはとても難しくて、なかなか納得感のある形では書けません。(文章で説明するのはもっと難しいですが・・・)もう1つは、原文だけだと情報が足りないということですね。「自己の肉体の外部にある人類の文化と自身の心が融合」とか、「崇高な文化」とか、それが何を意味しているのかはたぶんこの文だけだと実感をもって通じないんですよ。

なので、こういうものを「まともに話が通じるように」説明しようとすると、足りない情報を補った上で、構造が見えるように図解してあげる必要があります。

正直、非常~~~~に難易度高いです。 それを実際やってみるとどうなるか、見てみたいですか?

ぜひ見たいです!

ではお見せしましょう! こんなふうになります! 3枚の図を書きますので順番に見てください!

 

 

 

う、うわーっ! すごい、これすごいです!! こんなにわかりやすくなるなんて、感動です!!!

実は自分で書いていて、「融合」から「同化」に至って出来上がった自己と、もとからある「自己ちゃん」の関係はどう書くの??? とか、「自我」は野生のものという理解でいいのかな? 「自己」との関係はどう書こう? とかずっとモヤモヤしっぱなしで・・・

評判が良くてうれしいです(^o^) 
どうしてもこういうのは難しいんですよ。「複数の要素が時間軸を通して相互に影響し合い、変化していく」ものは、何がいつ何とどう影響してどう変化するのか、文章から読み取ること自体がまず大変ですからね。

 

それから図解技法的な面について言うと、「名詞をハコの中に、動詞を矢印で書く」という手法はよく使います。
まあ名詞動詞という文法的な概念だけできれいに区別できるわけではありませんが、判断の目安としては手頃です。

 

 

あっ、そうですね、そんなふうに書かれてますね・・・・

最初の図解案だと名詞動詞を区別せずに、文を短くしただけで使ってましたよね? これだと、「複数の要素が時間軸を通して相互に影響し合い、変化していく」・・・というものを説明するのには向かないんです。

 

 

あっ、そうですね、そういうことなんですね!

はい。動詞は「動き」や、複数の名詞の間の関係を表したりするので、矢印がふさわしいことが多いんですよね。
なので、名詞と動詞に区別してみると図解の手がかりが得られることがよくありますよ。
といっても、「戦い」は名詞だけれど「戦う」だと動詞なわけで、どっちにでも解釈できる言葉も多いので、そこは慎重に読み取らなければいけませんけどね!

【T3L】事例20:CEマーキング

Together! 3行ラベリングの事例20番目は、EU内での「CEマーキング」という規制についての解説文です。まずは原文を見てみましょう。

■原文

CEマーキングは、EUで販売(上市)される指定の製品に基準適合マーク(CEマーク)を表示することです。CEマーキングによってその製品が分野別のEU指令や規則に定められる必須要求事項(Essential Requirements)に適合したことを示します。「CE」はフランス語の「Conformité Européenne(英語:European Conformity)」の略です。必須要求事項の大半は製品の安全性にかかわるものですが、近年では、RoHS指令およびエコデザイン指令に定められている製品の環境性能基準への適合を、CEマーキングによって宣言することが求められるようになりました。該当製品の製造業者(輸入者)または代理の第三者認証機関が所定の適合性評価を行い、製品、包装、添付文書に付与します。正しいCEマーキングのある製品は、EU域内の自由な販売・流通が保証されます。

(出典:貿易・投資相談Q&A https://www.jetro.go.jp/world/qa/04S-040011.html )

 

ラベリングしてみたところ、ざっとこんな感じになりました

おお、これはよくできてますね! カテゴリー、サマリーとも適切だと思います! 素晴らしい!!で、そこまではいいんですが、しかし!!

しかし……?

この話はラベルをつけても、文字だけだと全体の構図が見えないので、できれば図解したいですね

図解ですか、そうしたいんですけどなかなか難しくて……どうすればいいんでしょう?

外国語の文章を書くのは、文法が分かってて単語を知ってても大変ですよね? こういうのは1人でゼロから考えるのは難しいものなんです。外国語の学習と同じで、最初は真似て真似て真似まくるべきです。というわけで、まずはお手本になるサンプルを見てみましょう。


おーっ、、、、確かに、これなら全体の構図が見えますね。イメージが湧きます。

この図のポイントは、「真っ直ぐ順番につながる部分を見つけること」です。そういう「つながる部分」を見つけると、そこを手がかりに全体を書けることが多いんですよ。

真っ直ぐ順番につながるところ・・・ああ、左側の真っ直ぐつながる部分に対して、右側が呼応するというか、関連のあるものが横に並ぶように書いてあるんですね。

そうなんですよ! 原文全体を読むのは大変でも、「真っ直ぐつながる部分を探す」だけならずっと楽なので、それをまず探してそれを手がかりに残りを書き足していくことが多いです。

なるほど! やってみます!

やってみるときは、いったんお手本を見ながらそのまま書き写してみて、それから今度は見ないで再現してみるといいですよ!

そんなコピペみたいなことでいいんでしょうか

大丈夫です! ただし、コピペではなく自分でキーを叩いて入力してください。どうしてここはこう書くのか? を少しだけでも考えながら入力していれば、十分効果があります! これはプログラマーのトレーニングにも効果がある、由緒正しい方法ですので(笑)
参考こちら↓
誰もが知ってるけど敢えて言わない確実に身につくプログラミング学習法 – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

やってみます!

というわけで練習用に置いときますね。こんなふうに、図解のお手本から文字だけ消したものを作って、そこに自分で言葉を入れ直してみるといいです。A~Mに何が入るか、思い出しながら考えてみてください!

当事例のPowerPoint資料はSlideshareにも掲載しました。

「Together! 3行ラベリング」は、当事例のようなワークをメールで開米と一緒に行うコースです。
Together! 3行ラベリング・メール添削トレーニングのお知らせ

ラベリングの基本 #3 「評価」する習慣をつける

一生懸命説明をしても、「何が言いたいのかわからない」と言われてしまう場合、その原因のひとつとして考えられるのが「評価をしていないこと」です。

(この基本#3 の内容は#1 と合わせて6月15日に変更しました)

Slideshare で見たい方は↓こちらからどうぞ

(さらに…)

ラベリングの基本 #2 入れ替え可能なラベルはダメ

「長い文章を分解して複数のラベルをつける」ときによくやってしまいがちな、「入れ替え可能なラベルをつけてしまう」という失敗についての解説です。

Slideshare で見たい方は↓こちらからどうぞ

(さらに…)

ラベリングの基本 #1 カテゴリーとサマリー

説明上手になるためにも、論理思考力を上げるためにも重要な、「長い文章を短く分解してラベルをつける」ための基本の考え方である「カテゴリー・ラベル、サマリー・ラベル」についての解説です。

(【6月14日注記】この資料は当初「分類、代表」という考え方で構成していましたが、カテゴリー/サマリーと共通の部分が多いのでそちらに統合しました。ラベリングの基本シリーズの#2、#3も追って改訂します)

Slideshare で見たい方は↓こちらからどうぞ

(さらに…)

【T3L】事例18:クセ毛の特徴 (原因と結果の関係、抽象的な意味づけに注目)

■原文

美容関係の仕事をされている方の事例。美容師がお客様にわかりやすく説明できるように美容師に教えるための資料を用意しておきたいということでした。

【くせ毛の特徴】

くせ毛は毛根の影響が大きいです。毛根が頭皮に対してまっすぐではなく曲がっていると、髪は曲がったまま伸びて、ねじれたくせ毛になります。日本人はこのタイプが多いです。
もうひとつ、曲がって生えてきた髪は、キューティクルの内側のコルテックスに、水を吸いやすいタンパク質と水をはじくタンパク質の2種類ができてしまいます。髪が水分を含むと、水を吸いやすい部分は伸びるけれど、水をはじく部分は伸びにくいというように、髪の中で伸び方の差ができてしまい、髪のうねりや縮みとなって現れます。
また、髪は毛穴の形にそって生えてきます。その髪の約90%は楕円形でまんまるの髪は10%程度にすぎません。

出典: 『ヘアケアマイスターブック』 日本ヘアケアマイスター協会 発行

※コルテックス…皮質細胞の集まりで、髪の85~90%を占める。髪の持つ「しなやかさ」や「弾力」などを作り出している部分。

 

■ラベリング案(図解)

こちらがその文章のラベリング&図解案。

 

 

■講師ヒント-1

細かい情報を一枚に全部書き込もうとすると混乱しやすいので別枠に追い出してしまうほうがいいケースがよくあります

 

 

■講師ヒント-2

原因と結果の関係はよく出てくるので注目。

 

 

■講師ヒント-2

原因と結果にそれぞれ何らかのケア(対策)をすることもよくあります。

 

 

■改善例-1

原因-結果とその対策をまとめてみた改善案。かなり良いのですが一部に問題あり。

 

 

■講師ヒント-3

2箇所に同じ情報が出てきたら要注意です。

 

 

■講師ヒント-4

一部のロジックに少し飛躍がありますね。

 

 

■講師ヒント-5

いくつか解釈を補ったものがこちら

 

 

■改善例-2

これが最終形。

 

 

■講師ヒント-6

具体的な現象、状態に対して「意味あい」を与えましょう。

 

 

■講師ヒント-7

このパターンは良く出てきます

 

 

■まとめ

具体的な情報だけだと論理のつながりがよくわからず、間に抽象的な「意味づけ」や「方針」を挟み込むことでつながりがわかるケースはよくあるので注意してください。

 

 

以上!

 

Slideshare にも掲載しています。

 

 

自分でもやってみたけどよくわからない・・・という場合は、一緒にやってみませんか?

Together! 3行ラベリング

【T3L】事例17:頭皮のキレイが髪のキレイ(図解キーワード「循環」に注目)

■原文

美容関係の仕事をされている方の事例。美容師がお客様にわかりやすく説明できるように資料を用意しておきたいということでした。

【頭皮のキレイが髪のキレイ】

誰も避けられない頭皮トラブル。
原因として、エイジング等の内的要因やストレス(ケミカル施術等)による外的要因からミネラル

等の栄養素が不足し、頭皮が固くなることで血行不足になり、ヘアサイクルの乱れ、薄毛、脱毛の現象が起こります。これらの悪循環を断つには、頭皮環境を整えることが第一歩。

出典:http://www.mudesthe.co.jp/products/tanah.html

■ラベリング案(図解)

こちらがその文章をラベリング、というより図解したもの。

 

 

■講師ヒント

なかなか良く書けていますが、レイアウトを整えたほうがいいですね

 

 

 

■改善例

 

■まとめ

原文に「循環」とあるので、一周回って元に戻るカタチを考えるのは基本ですね。元の文章にそうした「図解のヒント」になる言葉が入っている場合がよくあります。

 

 

以上!

 

Slideshare にも掲載しています。

 

 

自分でもやってみたけどよくわからない・・・という場合は、一緒にやってみませんか?

Together! 3行ラベリング

【T3L】事例16:個人情報(土台の構造を可視化する)

■原文

「個人情報保護法」に関する解説文です。

個人情報の定義は個人情報保護法で次のように定められています。

「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む)をいう。」

(出典:『マイナンバー対応の実務』
    社労士・税理士マイナンバー実務研究会他編、労働新聞社)

■ラベリング案(図解)

こちらがその文章をラベリング、というより図解したもの。文字数は少ないですが、なかなかの難題です。

■講師ヒント-1

実はこの図だとA、B、Cの関係がよくわかりません。

 

この内容は原文に忠実に整理するのは難しいので、原文記載の範囲を超えて、そもそも個人情報というのはどんな概念なのかを図解するほうがいいでしょう。

 

■図解解説-1

 

 

 

 

 

 

以上!

Slideshare にも掲載しています。

3行ラベリング 事例16-個人情報(土台となる構造を明示)

https://www.slideshare.net/kaimaimizuhiro/3-75416791

■まとめ

「すべての説明の土台になる構造」というものがたいてい存在するので、それを見抜いて可視化してあげることが非常に大事です。

やってみてもよくわからない・・・という場合は、一緒にやってみませんか?

Together! 3行ラベリング

【T3L】事例15:タッチパネル(順番があることを明示する)

■原文

「抵抗膜方式」のタッチパネルの動作原理についての文です。

抵抗膜方式では、指やペンなどで押した画面の位置を電圧変化の測定によって検知する。内部構造は、それぞれ透明電極膜(導電層)を配置したガラス面とフィルム面を少しだけすき間を設けて張り付けたシンプルなものだ。フィルムの表面を押すと、フィルム側とガラス側の電極同士が接触して電気が流れ、その電圧の変動を検出することで接点の位置をとらえる。

出典:第8回 なぜ画面に直接触って操作できるのか?――「タッチパネル」の基礎知識 | EIZO株式会社
http://www.eizo.co.jp/eizolibrary/other/itmedia02_08/

参考図がこちら↓

T3L 15 p3

 

■ラベリング案-1

T3L 15 p4

 

■講師ヒント-1

T3L 15 p5

 

■講師ヒント-2

T3L 15 p6

 

では、どうしたらよいのかというと・・・・

ここでは書きません(^_^;) 答えを知りたい方は、自分で考えてみてから開米までお知らせください。お答えします(^_^)/

以上!

■まとめ

図解すれば矢印を引くだけで済むところですが、文字だけのラベルだとそれが使いづらいので、名前自体で順序性を明示しているものが望ましいわけです。

やってみてもよくわからない・・・という場合は

Together! 3行ラベリングへようこそ (^_^)/

【T3L】事例14:扇風機(機能と効果)

■原文

扇やうちわは、風を身体にむけて直接あてることで、身体の表面の温度の高い空気を動かすので涼しく感じます。同様に、扇風機で発生する風を身体に受けて、涼を取るのが元々の使い方なのです。身体の表面の空気を動かせば涼しく感じるのですから、ずっと風にあたりつづけている必要はなく、また部屋のどこにいても涼しく感じるようにするために、全体に風が行き渡るような工夫として、首振り機能が一般的になりました。

出典:第153回 扇風機とはここが違う! 〜サーキュレータを使って暖房費を節約〜|テクの雑学|TDK Techno Magazine http://www.tdk.co.jp/techmag/knowledge/201011u/

 

■ラベリング案-1

「扇風機」についてラベリングをするとこのように・・・・

ラベリング案-1

本文はOKなのですが、ラベルは少々紛らわしいところがあります。

 

■講師ヒント-1

 

■「機能と効果」は「原因と結果」の特殊例

 

したがって、「効果」と「結果」の両方を同時に使うべきではありません。

では、どうしたらよいのかというと・・・・

 

■機能・効果・目標

機能・効果・目標とする方法があります。

T3L 14 p7

 

T3L 14 p8

 

T3L 14 p9

 

■機能・効果・目標 (扇風機)

というわけで機能・効果・目標を使って表現を工夫してみます。

まずストレートに書くとこう。

T3L 14 p10

 

「目標」は不自然なので変更します。

T3L 14 p11

 

さらに本文も少し変更して・・・

T3L 14 p13

 

以上!

Slideshare にも掲載しています。

T3L 14 p1

3行ラベリング 事例14-扇風機(機能と効果)

https://www.slideshare.net/kaimaimizuhiro/3-75165336

■まとめ

本質的に同じ関係を表現している用語の組み合わせが、条件に応じて何種類もある場合、それらを混ぜて使わないほうがよい、という例でした。

何か違和感を感じたときはそこでもう少し考えてみるといいですね。

 

やってみたけれどよくわからない・・・という場合は

Together! 3行ラベリングへようこそ (^_^)/