教えることによって自分のほうが勉強になる

投稿者: | 2018年3月13日
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プレゼンテーション練習会マニュアルに関して、プレゼンテーション研修の講師をされている方から感想をいただきました。

その中で「今まで私が考えたことのない事柄を学ぶことができました」というので具体的にはどんな部分でしょうか? と聞いてみたところ、

  • 通しリハでフィードバック主担を決める。⇒ これは初めての知見だからです。
  • 良い点が3つ、提案が1つの割合にする。⇒ 良い点1~2、提案3と考えていたからです

の2点とのこと。

実はその2つ、いずれも実際にプレゼンの練習会を主催や参加・見学してみて感じた問題点への対策なのでした。

プレゼンテーションというのは何しろ「場数」がものを言うので、人前で練習することが効果的です。そこで有志が集まって練習会を開催しているケースがよくあります。私も何度か主催しました。

そのときに、こんなルールで運営すると練習会の効果がより高くなりますよ、というちょっとしたノウハウがその2点です。

1点目の「通しリハでフィードバック主担(主担当)を決める」というのは、控えめな性格の人でもフィードバックをする機会が得られるようにするためです。プレゼンテーションそのものは自分の順が来れば確実にやれますが、フィードバックはある程度積極性がないと機会が得られません。フィードバックをすることはプレゼンの実技とは別にとてもよい勉強になるので、その機会が得られないのは残念なことです。というわけで誰にでも機会が回ってくるようにするために主担を決めることを推奨しています。

「人は教えることによって自分のほうが勉強になる」

とよく言うじゃないですか? だから、「フィードバックをする」側の立場もできるだけ多く経験したほうがいいのです。

2点目の「良い点3つ、提案1つ」というのは2つの意味があります。

1つは、フィードバックをする上でのハードルを下げること。フィードバックをするのは勉強になるとは言っても、実際に「こうしたほうがいい」という改善提案を出すのはなかなかハードルが高いです。「ここが良かった」と良い点を褒めるほうがやりやすいので、慣れない人がフィードバックをする上でのハードルを下げるために「提案は1つだけ」としています。

2つめは、主担以外の聞き手が提案をする余地を残すという意味もあります。あるとき、最初にフィードバックをした人がペラペラと延々喋り続けて他の人が口を挟む余地がなくなってしまったことがありました。頭の良すぎる/プレゼン経験の豊富すぎる人がフィードバックをするとそういうことが起きやすいですがそれは良くないので、主担当は「良い点3つ、提案1つ」以上は言うな、というガイドラインにしてあります。

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