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複雑な情報をわかりやすく説明するための「書く・話す」技術のプロフェッショナル。ライティングやプレゼンテーションの研修を行っています。
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【T3L】事例23:数字で考える(名詞と動詞を分けて「変化」を表す)

Together! 3行ラベリング、23本目のお題は・・・はい、
「仕事を進める上で、数字で考えることの重要さ」 ですか!

■原文

どんなに優れたアイデアを出しても、そのアイデアを裏づけるための情報がなければ、それは「ただの思いつき」とされてしまいます。また、アイデアを裏づける情報があっても、それをきちんと分析し、そのアイデアを具現化する方法を考えなければ、仕事になりません。さらに、ビジネスとして実現させるためには、会社の決裁も必要でしょうし、周りに協力してもらう環境をつくらなければなりません。これら一連の仕事の流れで、最も必要なのが「数字」で考える能力です。
数字で情報収集し、数字で分析し、数字で問題解決方法を考え、数字で伝える。このコツさえつかめば、大きな説得力で周囲を巻き込み、効率的に仕事ができるようになります。

■出典:『「数字」で考えるコツをつかめば、仕事の9割はうまくいく』 久保憂希也著、中経出版

そうなんです。社会人の仕事の基本みたいな話ですよね。これをこんなふうにしてみたんですが・・・・

 

 

おお! なかなか良いですね!

性格の違う情報を色分けしていて、それから横方向の列ごとに意味を持たせているのも素晴らしいです!

 

 

ただ、色分けと関連する部分だと思いますが、プラスと矢印の記号を使ってますよね? その区別が見えにくいのは惜しいです。 これに気づかない人がそこそこいるでしょう。

あっ、目立たないですね、確かに・・・・

そこで、その色分け部分ですが、こんなふうにこっちも列を分けてしまう方法もあります。

 

 

ただ、そうするとこのところ、「数字を使って」の右と左が似た情報になってしまうので、そこはどうにかしたいですね。

 

 

それじゃあ・・・・こうしてみたら?

 

 

おお! これはいいですね! 同じことを言っている部分が統合されてシンプルになりました! 素晴らしい!!

その上でもうひと工夫すると、左の列と右の列を名詞と動詞に分けたほうが良いでしょう

名詞と動詞に分ける?

たとえば「有望なアイデアとして認知させる」は一見動詞のように見えますけど、「有望なアイデア」と書けば名詞になります。「情報収集」は一見名詞のように見えますけど、この文脈での本質的な意味は「情報収集する」という動詞です。

なので・・・左を名詞、右を動詞で揃えると、たとえばこんなふうになりますね

 

 

あっ、名詞と動詞って、そういうことですか!

「動詞」というのは「変化を表す」場合が多いですよね。たとえば生卵をゆで卵に変える変化はこんなふうに書けます。

 

 

このうちAのパターンは紛らわしいのでお勧めしません。色を変える(B)、形を変える(C)、場所を変える(D)などいくつかの方法で名詞と動詞を区別してやる方がいいです。

言われてみれば・・・なるほど!

結局、動詞が何かの変化を表す場合、名詞(Before) → 動詞 → 名詞(After) の順序で書けることが多いです。それを区別して表現する方法はいろいろあるのでそこは工夫して使えばいいのですが、何よりも最初に、「これは名詞→動詞→名詞の論理構造だな」ということを見極めないといけないですね。それが分かれば表現方法で大ハズシすることはないですけど、そこが分からないまま単に図解しようとするとトンデモない非論理的な図になっちゃうことがありますから。

 

 

ああ、なるほど! そうなんですね!

ということで、今後の参考にしてください! ではまた次回!

 

このように、「適当な文章を分解・ラベリング・図解する」ワークをすることで、複雑な情報を整理し分かりやすく説明する力が上がっていきます。といっても1人ではなかなか「考え方のポイント」が見つかりません。1人で考えることに限界を感じたら、一緒にやってみませんか?

 


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