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月別アーカイブ: 3月 2017

自己紹介

複雑な情報をわかりやすく説明するための「書く・話す」技術のプロフェッショナル。ライティングやプレゼンテーションの研修を行っています。
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趣味:将棋(81道場四段)、野鳥撮影

書いて・聞いて・考えること

開米は「わかりやすく書く技術・説明する技術」の指導でお金をいただいているわけですが、その経験を踏まえて、「書ける」ようになるために何が一番重要かを手短に言うと、

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【T3L】事例11:国会動向

■原文

2017年3月末の国会動向に関する新聞記事より。

2017年度予算は27日、参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。一般会計総額は前年度当初比0.8%増の97兆4547億円と過去最大。
予算成立を受け、後半国会では、共謀罪の構成要件を絞り込み「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案や、天皇陛下の退位に関する特例法案などが焦点になる。野党は引き続き、大阪市の学校法人「森友学園」の問題で政府を追及する構えだ。

出典:読売オンライン http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170327-OYT1T50131.html

 

■ラベリング案-1

T3L 11 p3

ラベルそのものはOKです。ただ、本文を省略しすぎていて少々情報不足。何の金額なのかがわかりません。

 

■講師ヒント-2

たとえばこうですね。

T3L 11 p5

さらに、原文に使われていない言葉も考えてみるとよいでしょう。たとえば・・・・

 

■講師ヒント-3

これが一例。

T3L 11 p6

 

(クリックで拡大します)

 

■講師ヒント-4

ついでにもう一工夫。

T3L 11 p6

(クリックで拡大します)

 

全体は Slideshare にも掲載しています。

T3L 11 p1

3行ラベリング 事例11-国会動向

https://www.slideshare.net/kaimaimizuhiro/3-73953221

■まとめ

ラベルに使える/使うにふさわしい言葉が、元の文章に載っているとは限りません。
元の文章にこだわらずに考えてみましょう。

 

やってみたけれどよくわからない・・・という場合は

Together! 3行ラベリングへようこそ (^_^)/

【T3L】事例10:ICT

■原文

「ICT」概念についての説明文です。

ICTとは、Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略で、日本ではすでに一般的となったITの概念をさらに一歩進め、IT=情報技術に通信コミュニケーションの重要性を加味した言葉です。
ICTは、ITとほぼ同義語ですが、情報通信技術のコミュニケーション性を強調していて、ネットワーク通信による情報・知識の共有を念頭に置いた表現となっています。日本ではITという言葉が普及しましたが、国際的にはICTという呼称のほうが一般的です。
ネットワークを利用した多様なコミュニケーションが行われている現在、ITと比べ、ICTは今後日本が目指す情報化社会に、よりいっそう合った的確な表現であると言えます。総務省の「IT政策大綱」が2004年から「ICT政策大綱」に名称を変更するなど、日本でも徐々にITからICTへと、移行する動きが出ています。

OCN インターネット用語辞典より http://www.ocn.ne.jp/support/words/ghi/ICT.html

 

■解説はSlideshareに掲載しました

分解・分類・ラベリング、表形式での整理などの考え方をまとめてひとまず Slideshare に掲載しました。

T3L 10 p1

3行ラベリング 事例10-ICT

https://www.slideshare.net/kaimaimizuhiro/3-ict

解説の最終部分まで公開しました(3/30)。

 

■まとめ

図で伝える場合はタテ・ヨコの2軸を使えますので、
タテヨコで違う意味を持たせるのは常套手段です。
いろいろな機会に試してみましょう。

やってみたけれどよくわからない・・・という場合は

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エンジニアのための「説明技法」修得講座

jtcseminar0601

日本テクノセンター主催の、エンジニア向け「説明技法」講座に登壇します。

現在増加し続けている分野横断的な仕事をするためには、技術者にも非技術部門と適切にコミュニケーションをとる能力が必要です。

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【T3L】事例9:PDCA

■原文

これが一般的に言われる「PDCA」の基本ですが、今回の事例はこの原文を構造化するのではなく、PDCAは本来こういうものではないか? と、本来のあり方から問い直しました。

【PDCA】
PDCAとは、
Plan = 計画を立てる
Do = 実行する
Check = 実行したことを振り返る
Action = 改善する
の略で、これをサイクルとして回していくことが改善活動の基本です。

 

 

■考察-1

PDCAについては、こんなサイクル状の図で説明されていることが多いです。が、実のところこれが少々誤解の元です。

T3L 9 p3

 

■考察-2~7 (中略)

■考察-8 マクロ&ミクロ

要するに実際には マクロなAction と ミクロなAction があるわけです。

この2種類のActionがある、ということが理解されません(誤解)。

T3L 9 p10

 

■考察-9 P-PDCAとして構造化

単純なサイクルではなく、Plan と Procedure を分けて P-PDCA とし、こんな構造化をすると誤解を防げます。

T3L 9 p11

 

T3L 9 p12

■RG-PDCAという考え方も

P-PDCAの図を公開したところ、ある会社から「当社はRG-PDCAが基本」という意見を頂きました。こうすると、すべてが違う単語になるのがよいですね。

T3L 9 p13

■全ページはSlideshareに掲載しました

省略した部分を含む全ページはSlideshareに掲載してあります。

T3L 9 p1

3行ラベリング 事例9-PDCA

https://www.slideshare.net/kaimaimizuhiro/3-pdca

 

■まとめ

原文が現実世界をうまく説明し切れていないと考えられるときは、原文を離れて現実のほうをベースに考えることもためらわないでください。(原文から離れていることを自覚する必要はありますが)

 

やってみたけれどよくわからない・・・という場合は

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小さな会社や個人事業主にとって「社長ブログ」は大事なマーケティング・ツール。

でも、「書いたほうがいいよね」・・・・とわかってはいてもなかなか書けないのも社長ブログです。

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【T3L】事例8:転職動機

■原文

この事例は原文非公開です。内容は、転職希望者が志望先の会社に提出する転職動機でした

 

■講師ヒント1

志望先の会社は、ある業界にとって役に立つ、それも人の命を救うようなITサービスを提供している会社ですので、転職動機はだいたいこういう論理構造で書けばよいと思われました。。

T3L 8 p3

 

■図解化するとこんな構図です

T3L 8 p6

 

■論理構造を例文化してみると・・・

その論理構造を例文化したものと、その補足解説は Slideshare にてご覧ください。

T3L 8 p1

3行ラベリング 事例8-転職動機

https://www.slideshare.net/kaimaimizuhiro/3-73588142

 

■まとめ

今回は「転職動機」でしたが、図解したものを見るとわかるように、特定の場面/用途を限定すると、共通して出てくる「よくあるパターン」が存在するものです。

いきなり文章を書き始める前に、「全体の構図、論理構造」のよくあるパターンを考えてから書くことを試みてください。

 

やってみたけれどよくわからない・・・という場合は

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RDB性能トラブルバスターズ奮闘記・第14話

技術評論社のSoftware Design誌4月号が発売されました。

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【T3L】事例7:ワーク・ライフ・バランス

■原文

内閣府HPに掲載されている、ワーク・ライフ・バランスについての説明文の一部です。

<原文>ワーク・ライフ・バランス

仕事は、暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらすものですが、同時に、家事・育児、近隣との付き合いなどの生活も暮らしに欠かすことができないものであり、その充実があってこそ、人生の生きがい、喜びは倍増します。しかしながら、現実の社会には、安定した仕事に就けず、経済的に自立することができない、仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねない、仕事と子育てや老親の介護との両立に悩むなど、仕事と生活の間で問題を抱える人が多く見られます。これらが、働く人々の将来への不安や豊かさが実感できない大きな要因となっており、社会の活力の低下や少子化・人口減少という現象にまで繋がっていると言えます。それを解決する取組が、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現です。

内閣府HP「仕事と生活の調和の実現に向けて」 http://wwwa.cao.go.jp/wlb/towa/

一度ざっと読んだら次へどうぞ。

 

■箇条書きにして分類(受講者案1)

箇条書きにして分類したものです。生活が「多い」という表現に若干違和感がありますが、だいたい良い感じに出来ています。

T3L 7 p3

 

■座標軸を使って図解を試みる(受講者案2)

もう一歩進めて図解を試みたもの。「ワーク」と「ライフ」の2軸のバランスが大事という話なので、座標軸で書いてみてはどうか? と考えた、その着想は悪くなかったのですが、

T3L 7 p5

実際に書いた本人の感想によると、

  • 「仕事と生活のバランスなので図式化したかったのだがうまく当てはまらなかった」
  • 「社会の活力の低下や少子化・人口減少が結びつかない」

とのことでした。

実際、その通りだと思います。ただ、2軸で座標軸を作れるのではないか? という着眼点はとても良いもので、それでうまく行く場合も多いです。今回はうまく行かなかったですがこういうチャレンジは重要ですね。

■第3の軸が必要

実はこの問題は第3の軸が必要で、そして座標軸を書くよりは表を作るのに向いた話でした。

T3L 7 p7

 

■第3の軸とは何か?

続きはSlideshareでご覧ください。

T3L 7 p1

3行ラベリング 事例7-ワークライフバランス
https://www.slideshare.net/kaimaimizuhiro/3-0322?

■まとめ

元が「ワーク・ライフ・バランス」の話なので2軸で考えたくなるのはもっともなのですが、実際はもう1軸を分けたほうが分かりやすくなる事例でした。

ときには原文にとらわれずに考えてみることも重要です。

それを「自分も出来るようになりたいけれど、一人ではなかなか難しそう・・・」

そんな「願いと不安」を併せ持った方、「Together! 3行ラベリング」をやってみませんか?

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【T3L】事例6:強化ガラス

■原文

強化ガラスについての説明文です。こんなふうに文章だけで長々書かれたものから内容を正しく読み取るのは大変です。

<原文>強化ガラス
一般的なフロート板ガラスに比べ3 – 5倍程度の強度を持つガラスである[1]。破損しても粒状になり比較的安全なため、車両や学校などで利用されているが、防犯性能は低い。高い弾性率、剛性率をもちながら透明であるガラスは非常に有用な素材であるが、脆いため衝撃を受けると割れてしまうという致命的な欠点が存在する。そこで、ガラスが容易に割れないようにするために、表面を圧縮して破壊に対する抵抗性を高める方法が考案された。強化ガラスはその構造上、それを加工することが出来ないため、強化のプロセスは製品製造工程の最後で行われる。
強化ガラスはその表面が圧縮によって強化されているため、強化されていないガラスと較べて破壊に至るための力は大きくなるが、圧縮層を超えて割れが進行すると、内部には逆に引っ張りの力が存在しているため、ガラス全体が瞬間的に破砕する。このため、強化ガラスが割れると粉々に割れる特徴があるが、これは割れた時の安全性の点からするとむしろ好ましい特徴である。しかし、破損時にガラス全体が破損してしまうため防犯上の性能は良くない。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B7%E5%8C%96%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9
2017年2月4日 (土) 08:47

何度も読み返さなくても大丈夫です。一度ざっと読んだら次へどうぞ。

 

■講師ヒント

この話は「装置・仕組み・機能・用途」 というパターンで考えることをお勧めします。

 

 

続きはSlideShareにてご覧ください。

T3L 6 p1

3行ラベリング 事例6-強化ガラス-20170321
https://www.slideshare.net/kaimaimizuhiro/3-20170321

 

■まとめ

この事例は、「装置・仕組み・機能・用途」 というパターンを知っていれば、「ラベル」については苦労しません。

原文のどこがそれに該当するのかを読み取れさえすればできる(それが難しい場合も多いのですが)事例です。

それを「自分も出来るようになりたいけれど、一人ではなかなか難しそう・・・」

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